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こんなとき労務シリーズ 「生成AIの利用」

生成AIとは

生成AIとは、文字どおり生成(ものを新たにつくり出すこと)することのできるAI (人工知能artificial intelligence)です。
大量のデータを学習し、パターンを抽出して予測や分類を行います。
AIは人間の能力を補完し、生活やビジネスのさまざまな側面を変革する可能性を秘めています。
学習するデータの質が「回答」の品質や真偽等を左右するといわれます。

AIを使用するうえでの注意点

情報の真偽確認

※AIの成果物をそのまま信用するのではなく、必ず人間が考えて最終の結論を出す必要があります。つまり「画竜点睛」を人間が行うことが重要で必須なことです。

個人情報や機密情報の漏えい

※個人情報や機密情報をAIに入力し分析や編集を行わせた場合にその情報が洩れることがあるといわれますので、慎重に行う必要があります。

従業員の利用管理

※生成AIは利用するメリットとリスクの両面を併せ持つ「諸刃の剣」です。ルールもなく自由に野放しで企業の従業員に利用を許すと、ルールや手続きのない場合は大きなリスクにさらされる恐れがあります。

特許権や著作権、商標権等の侵害

※生成AIの成果物の根拠や出所を確認しないで利用すると表記の権益を侵害する恐れがあります。

 

筆者の経験

出張をする際でしたがChatGPTを使ってある地方大都市の「JR駅から歩いて5分以内で大浴場付きの比較的リーズナブルなホテルを教えてください」と入力したところ、結果で中にはタクシーで20分かかるところも出してきました。おそらくデータ不足であったのでしょうが、ご情報を「平気で」出してくることを経験しました。
使い方によっては、有効性は確認できますが、結果の確認は人間が必ず行う必要があるようです。時間の経過とともに改善されていくと考えますが、それでも100%を委ねることは避けなければならないと実感します。
やはり最終の判断は人間の知恵によることが必要と考えます。

 

仕事のレシピ (Dルール)

仕事のレシピ」はDルール(デジタルルール)といい、特許を取得した全てのルーティンをプロジェクト・タスク・TODOに分類し、情報・注意点、手順等に整理したものです。
職務記述書(ジョブディスクリプション)の作成をすることができるで、従業員の研修や教育、ヒューマンエラー防止などにも効果的です。
※弊社best jobシステムでもご利用できます。(詳しくはこちらからどうぞ)

生成AI利用社内ルール(参考)

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